第9回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会参加の皆様へ

以下の、
  1. 日程
  2. 競技上の注意と知っておいてほしいルールなど
  3. 連絡事項

をよく読み、参加者名簿の内容に誤りがある場合は、「3.連絡事項」の連絡先に至急連絡してください。

1.日程

12月21日(金): アンチ・ドーピング講習会(自由参加)

17:00 - 18:00 加須市体育館2階 卓球場(1時間程度)

12月22日(土): 男女予選 フラッシング方式(全員が2本のルートを登る)

7:30 - 8:50 男女予選受付(ウォーミングアップおよびデモビデオ視聴可)
9:00 - 9:30 開会式(全員参加)
9:50 男女予選競技開始 競技時間6分
男女各2ルート・フラッシング方式
(クリーニング 男子4回、女子4回予定)
17:30 男子・女子予選競技終了

12月23日(日) 男女準決勝&決勝 オンサイト方式

8:00 男女準決勝受付開始・アイソオープン
8:30 男女準決勝受付終了・アイソクローズ
観客席入場開始
8:40 - 8:46 男女準決勝オブザベーション(6分間)
8:50 男女準決勝競技開始 競技時間6分
(男女同時進行・クリーニング1回)
11:00 男女準決勝競技終了
11:10 男女決勝進出者発表・男女アイソオープン
11:20 男女アイソクローズ
12:30 男女決勝選手入場・選手紹介(16名)
12:34 - 12:40 男女決勝オブザベーション(6分間)
12:45 女子決勝競技開始 競技時間6分
13:35 女子決勝競技終了
13:40 男子決勝競技開始 競技時間6分
14:30 男子決勝競技終了
15:00 表彰・閉会式開始
15:30 表彰・閉会式終了
解散

※時間はあくまで目安です。天候や当日の進行状況によって変更の可能性があります。

2.競技上の注意と選手に知っておいてほしいルールなど

予選

  • 予選は全員が2本のルートをフラッシングで登る形式です。アイソレーションを行わず、他の選手の競技を自由に見ることができます。
  • 開会式には選手全員が参加しますので、競技順の早い選手は早めに受付を済ませてウォーミングアップを行ってください。
  • デモンストレーションはビデオ記録にて行い、受付開始後できるだけ速やかに、ウォーミングアップエリアにて上映します。
  • ウォーミングアップ壁の使用とデモンストレーションのビデオ視聴は予選競技中に随時可能ですが、開会式の前は競技順10番目までの選手を優先します。
  • 開会式終了後、各ルートの競技順5番目までの選手は、競技に必要な荷物をすべて持って、競技場の最終待機場所の近くに来てください。それ以降、自分の4人前の選手が競技を終了したら、最終待機場所に向かって競技の準備を行なってください。最終待機場所でも他の選手の登りを見ることはできます。
  • 選手は各自で競技の進行状況を把握し、遅れないように最終待機場所に来てください。
  • 競技の順番が来た時点で最終待機場所に居ない、または競技の用意ができていない場合には棄権とみなし、そのルートの成績は登った選手の最下位とします。2本のルートのうち1本だけ棄権し、もう1本のルートを登った場合は、棄権したルートの成績を最下位として2本のルートの総合成績を算出します。

準決勝・決勝

  • アイソレーションへは最低限、以下のものを持参してください。ハーネス、クライミングシューズ、チョーク、チョークバック、マット(シート)、食料、飲料
  • 携帯電話や外部との通信可能な機器類の持ち込みは禁止です。それらの機器類は、受付の前に引率者や保護者に預けてください。(主催者側でお預かりすることはできません)持ち込んだ携帯電話などが発見された場合には、即時に失格となる可能性があるので注意してください。
  • 選手は一度アイソレーションに入ると、それ以後は各自の競技終了まで主催者の管理下に置かれ、オブザベーション(ルートの事前下見)と、自分の競技時間以外はアイソレーションから出ることはできません。
  • オブザベーションは競技開始前に選手全員で行うルートの下見で、時間は6分間です。残り時間が1分の時点で、その旨が告げられます。
  • オブザベーションの際は、スタッフの指示に従ってアイソレーション室から競技エリアに移動してください。その時、競技順3番目までの選手はそのまま競技エリア近くのコールゾーンに残るので、ハーネスを装着のうえ、すべての荷物を持って競技エリアに移動してください。
  • オブザベーションは、定められた範囲の中で行い、台などがあっても、その上に登って行ってはいけません。双眼鏡の使用や手書きの記録は認められますが、カメラやビデオカメラなどの記録機器類の使用は禁止です。
  • オブザベーション中に観客などと会話することは認められていません。ルートの内容などに関する会話を観客などと行った場合、即時に失格となります。選手同士の会話は問題ありません。
  • オブザベーション終了後、競技順3番目までの選手はコールゾーンへ、それ以外の選手はアイソレーション室へ、スタッフの指示に従って移動してください。

共通

  • 競技時間は、予選、準決勝、決勝ともに6分を予定しています。
  • 審判の合図から 40秒以内に登り始めてください。
  • 残り時間はルートごとにデジタルタイマーで表示し、残り時間1分のコールは行いません。タイマーが見えにくい時などは、随時タイムキーパーに残り時間を聞くことができます。
  • ハーネスは、メーカーが指定した方法で正しく装着してください。
  • ロープをハーネスに結ぶ時は、必ず、止め結びを行った二重8の字結びで結んでください。
  • ルート中のクイックドローには、下から順番に、すべてにクリップしてください。クリップしなかった場合、そのカテゴリーの他のどの選手でもクリップ可能なホールド、もしくはチーフルートセッターがクリップ可能と判断したホールドを越えた時点で競技中止となり、その時点までの最高到達位置が記録となります。また、あるクイックドローにクリップせずに次のクイックドローにクリップした場合は、その時点で競技中止となるので、注意してください。
  • 特定のクイックドローについて、指定されたホールド(およびその手前のホールド)を保持した時点でクリップすることが、マーキング(青十字など)で指示される場合があります。その場合は、クリップをせずに指定されたホールドを通過すると競技中止になります。なお、指定されたホールドから手が離れない限り、その先のホールドの成績も認められます。
  • Zクリップは、できるだけ安全な方法で速やかにかけ直してください。上下どちらのカラビナからロープを外してもかまいませんが、最終的にクリップしていないカラビナがあるまま登り続けることはできません。
  • 壁の左右と上端の縁を使用してはいけません。使用した時点で競技中止となり、その時点までの最高到達位置が記録となります。特にカウンターバランスで流した足が出て、フックするケースが多いので注意してください。また、上部可動壁のヒンジのあるくぼみの部分にも足が入りやすいので、よく注意してください。
  • 競技中に、ホールドの回転、ビレイヤーのロープ操作の不手際など、選手自身に起因しない要因によって競技に支障をきたした場合、テクニカルインシデントを申し出ることができます。このテクニカルインシデントを主任審判が認めた場合は、インシデント発生までに要したムーヴ数 x 1分、最長20分を限度として休憩した後に再度登ることが認められます。
  • ホールドを取り付けるためにクライミングウォールおよびハリボテに開いている穴を手で使用することは禁止です。また、ホールド取り付けのためにホールドに開いている穴も、木ねじなどでホールドを固定してボルトが通されていない場合には使用禁止です。
  • 成績は、フォールもしくは競技中止時点で、手で保持していたホールドの最高到達位置によります。ルートがトラバースしている場合など、見かけ上は高度の低い位置のホールドに高い数字が与えられている場合もあります。
  • あるホールドを手で持って安定した体勢を取るか、その体勢を制御し得た場合、そのホールドの「保持」となり、そのホールドに付けられた番号に末尾符号を付けずに成績を示します。
  • あるホールドから、ルート上を登っていく上で有効な、制御された登攀動作(重心位置のあきらかな変化があり、かつ少なくとも片方の手を、ルートのライン上の次のホールドまたはルートのライン上の、より先にある他のホールドで、他の選手がそのホールドからのムーヴで保持したことのあるホールドに届くこと)を行った場合、そのホールドの「使用」と判断され、そのホールドに付けられた番号に+(プラス)の末尾符号を付けて成績を示します。
  • 完登は、最終のクイックドローにクリップして初めて成立します。最終ホールドを保持しても、最終クイックドローにクリップする前にフォールしたり、壁の上端をつかんだりした場合は完登とみなされません。
  • アテンプト中止に関わる、またはアテンプト中止が必要となった事態に対する抗議はただちに行ってください。

成績

  • 予選では、各ルートの順位をもとに、同着の人数を考慮してポイントを算出します。自分のそれぞれのルートのポイントは、次の式で計算できます。
    • ポイント = 順位 +(自分以外の同着の人数÷2)
    次に、2つのルートのポイントの相乗平均(√Aルートのポイント×Bルートのポイント)で総合ポイントを計算し、総合ポイントが小さい方が上位になります。
  • 準決勝、決勝で同着が出た場合には、前のラウンドの成績を考慮(カウントバック)して順位を決定します。
  • カウントバックによっても決勝に同順位が生じた場合には、決勝の時間記録(アテンプト開始時から終了時まで)の短い選手を上位とします。
  • リザルトの速報はJMSCAのトップページにリンクを置きますので、そこから確認することができます。

3.連絡事項

  • 参加者名簿を確認してください。都道府県名、学校名、氏名、フリガナに誤りのある場合には、下記連絡先まで速やかにご連絡ください。
  • 予選競技順(暫定)は、大会前日までに(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会のWebサイトにて発表します。キャンセルなどによって変更の可能性がありますので、最終的な競技順は大会当日の連絡
  • 従ってください。
  • 体育館は土足禁止ですので、上履きをご用意ください。
  • 競技中および開・閉会式には、選手はチームウェアまたはそれに準ずる、競技者にふさわしい服装で臨んでください。
  • 大会終了時刻は当日の競技進行によって流動的ですので、帰りの交通機関を予約される場合には、時間に十分な余裕を持ってください。
  • 開会式については、受付時に配布する座席表により各選手の座席をご確認ください。
    開会式前に体育館エントランスに各都道府県プラカードを先頭に集合後、係員の誘導の下で入場します。
  • 観戦エリアからの写真撮影では、望遠レンズ(135mm を超える)のご使用をご遠慮いただいております。
    また、三脚、一脚のご使用場所については、当日配布および掲示する会場図の指示に従ってください。

連絡先

〒400-0026
山梨県甲府市塩部 2-7-1
山梨県立甲府工業高等学校内
第9回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会事務局
担当 村松 久徳
TEL 055-252-4896 FAX 055-251-3385
Email sportclimbing.hc@gmail.com