観客の想像を超えた選手たちの動きを引き出し、大会を演出し、優勝者を決める。 それがスポーツクライミングの大会でのルートセッターの使命である。
近年、著しく競技力が向上しているボルダリング種目は、ルートの質が大会の質を決めると言っても過言ではない。 今大会では、国内を代表する4人のルートセッターがつくるルートと選手たちのパフォーマンスが、わたしたちに多くの驚きと感動を与えてくれるだろう。
大会のチーフルートセッターは平松幸祐。若いながらも2015年にマレーシアで開催されたIFSC クライミング・アジアユース選手権ではチーフを務めるなど国際経験豊富なセッターだ。
脇を固めるのは昨年の第10回ボルダリングジャパンカップでチーフを努めた平嶋元をはじめ、今の国内のジムのルートセットを数多くこなす岩橋由洋と笠原大輔が加わり大会を盛り上げることだろう。