大会のみどころ

2016年のリードジャパンカップは10月に開催される第71回国民体育大会「2016希望郷いわて国体」の舞台となる盛岡市岩手県営運動公園でおこなわれる。

3月に開催された日本選手権と共に、リード種目の日本代表選考大会でもある本大会は、残るリード種目の代表枠をかけて多くの有力選手が一同に集まる大会となる。
また、7月からはじまるリードワールドカップを前に今シーズンの各選手のコンディションを推測できるという意味でも重要な大会だ。ボルダリング種目で快進撃を続ける日本代表に続き、リード種目でもワールドカップ、世界選手権へと波に乗っていけるような選手達のパフォーマンスを期待したい。

女子

女子はエントリーした56選手中47選手が10代と、日本選手権に続き若い顔ぶれが揃った。

すでに2016年の代表の座をつかんでいる廣重幸紀清水夏子菊沢絢を中心に、昨シーズンの代表で実績も多い中村祐香梨義村萌高田こころ北村咲子坂井絢音あたりも上位を狙える。また今シーズンのボルダリングでの活躍がめざましい小武芽生や、年齢から代表争いには加われないものの、すでに国内トップレベルの実力をもつ、若手の伊藤ふたば森秋彩らにも注目だ。

男子

男子は12歳から41歳までと若手からベテランまで幅広い年齢層の選手がエントリーしている。

昨年のワールドカップやアジア選手権で活躍した中野稔是永敬一郎を中心に、波田悠貴楢崎明智原田海島谷尚季中上太斗高田知尭野村真一郎と実力の高い選手が多数集まった。他にも上位を狙える選手は大勢エントリーしているため、予選から白熱した競技となることが予想される。

また、ベテラン勢も3月の日本選手権で準決勝に進出した尾形和俊や、多くの日本代表選手のコーチを努める伊東秀和の久々の公式大会出場などみどころは多い。