ジュニアオリンピックカップに参加される方へ

スムーズな運営のため、参加される方、引率される方のご協力をお願いいたします。
予選の競技形式は、例年と同じく全員が2ルートをフラッシングで登る(1日目に1本目、2日目に2本目)形式です。予選ではアイソレーションは行いませんので、競技会場の周辺で自由にしていただいてけっこうです。他の選手の競技を自由に見ることができます、また競技に先だって、デモンストレーションのビデオ映像の公開を行います。決勝はオンサイトです。
下記案内をよくお読みいただいて、混乱のないようにお願いいたします。

受付場所、日時(予選)

受付場所

桜ヶ池クライミングセンター横

受付日時

  • 8月11日9時30分〜10時30分
  • 8月12日9時30分〜10時00分
競技順は、大会前日の8月10日昼までに日本山岳・スポーツクライミング協会のウェブサイトにて公開予定です。
時間を厳守してください。特に競技順の早い選手は早めに受付を終了させてください。

備考

  • ウォームアップは、原則として指定された時間帯以外は行うことはできません、クライミングセンターの2階から上への立ち入りは、指定された時間帯以外は禁止となります。
  • ウォームアップの際は、着替え及びストレッチなどは2階でおこなってください。
  • 予選の受付後は、選手は自分の競技順が来るまで自由に行動できます。競技順が遅い場合は、会場を離れることも可能ですが、競技の進行が早まる場合もありますので、余裕をもって会場にお戻りください。
  • 自分の4人前の選手が競技を終了したら、待機場所に行って用意を始めていただきます。
  • 競技の進行が早まることもあります。状況は場内アナウンスでお知らせしますが、ご自身でも競技の進行状況を確認するようにしてください。

会場周辺への事前の立入について

ルートセット作業をおこなっている関係上、大会前の8月8日(水)~10日(金)は、選手及び関係者は会場周辺に立ち入らないでください。悪質な場合は失格になることがありますので、ご注意下さい

観覧席へのテントなどの設営

本年はTV撮影のための準備作業もあり、大会前日の夕刻過ぎまで競技エリア前で設営作業をおこなう可能性があります。大会前日の観覧席へのテントなどの設営はご遠慮いただき、大会当日午前7時30分以降におこなうようお願いいたします。指定の場所に並んでいただいてから、係の指示に従って設営を行っていただく予定です。
設営場所の面積は限られております。設営に際しては以下の点にご留意いただきますようお願いいたします。

  • 張り綱については、通路や隣接するテントなどへの影響がないように配慮してください。
  • 例年、少人数の方が必要以上に大きなタープ、テントを設営されているケースが見られます。人数に適したサイズのものをご利用ください。
  • なるべくお知り合いの方、グループと共同でタープ、テントをご用意いただき数を減らすようお願いいたします。
  • 全体の状況を見て、移動などをお願いする場合がございます。ご理解の上、ご協力をお願いいたします。

駐車場

駐車場所は当日、現地での案内に従ってください

注意事項

  • 競技中、及び開会行事、表彰式に参加する際の服装は、IFSCの規定に準じるものとします。基本的に、各所属校のユニフォームや各県の国体などのユニフォームが使用できる場合は、必ずそれを着用してください。ユニフォームが用意できない場合は、メーカーのロゴのサイズなどがIFSCルールの3.4.7に抵触しないようにご注意ください。また開会行事と表彰式には、サンダルなどではなく、必ず靴を履いて参加してください。
  • 参加費の領収書で宛名が団体名のものが必要な場合は、大会後に郵送いたしますので日本山岳・スポーツクライミング協会事務局まで文書(メール、FAXを含む)でご連絡下さい。その際、その領収書でまとめる全員の名前と、必要な宛名を明記して下さい。

    公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(担当事務局 鈴木)
    〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内
    FAX: 03-3481-2395 / Eメール: info@jma-sangaku.or.jp

  • 直前の急なキャンセルの連絡は下記へお願いいたします。
    なお、ミスを防ぐために連絡はできるだけメール、ファックスなど文書の形でお願いいたします。

    山本和幸
    FAX: 050-3383-1947 / Eメール: tri_cam7@yahoo.co.jp / 携帯: 090-7188-9844

タイムスケジュール

スケジュールをご覧ください

※ スケジュールは概ねの目安です。また天候などの諸事情により、当日変更になる場合があります。
特に各選手のウォームアップ及び競技の開始時刻は、前の選手の競技進行状況により前後しますので、当日の会場アナウンスに注意してください。

競技上の注意と選手に知っておいて欲しいルールなど

予選

  • 予選は、全員が2ルートをフラッシングで登る(一日目に1本目、二日目に2本目)形式です。予選ではアイソレーションはおこなわず、他の選手の競技を自由に見ることができます。
  • 受付後も、選手は自分の競技順が来るまで自由に行動できます。競技順が遅い場合は、会場を離れていただいてもかまいませんが、競技の進行が早まる場合もありますので、余裕をもって会場にお戻りください。
  • ウォームアップは、指定された時間以外は行うことはできません、クライミングセンターの2階から上への立ち入りも、指定された時間帯以外は禁止となります。
  • 競技に先だって、デモンストレーション映像の公開または実演を行います。1日目はデモンストレーション映像公開の場合は10時、実演を行った場合はその終了後、2日目は開会式終了後に、それぞれ男子と女子第1グループ、男子と女子第2グループがただちに競技を開始します。それぞれの競技順5番目までの人は、最終待機場所で競技の準備に入ってください。また競技順10番目までの人もそのまま競技場の前にいるようにしてください。自分の4人前の選手が競技を終了したら、待機場所に行って用意を始めていただく予定です。なお待機場所に入ったあとも、自分の競技開始まで他の選手の競技を見ることができます。
  • 競技の進行が早まることもあります。状況は場内アナウンスでお知らせしますが、ご自身でも競技の進行状況を確認するようにしてください。
  • 競技の順番が来た時点で、待機場所に来ていない、または競技の用意が出来ていない場合は、棄権と見なします(競技順を変更して、後で登ることはできません)。この場合、成績は競技を行った選手中の最下位の選手の下位となります(50名の選手が登った場合は51位)。
  • なお、最初の日に棄権しても、翌日の競技には参加できます。従って、1日目に体調不良などで棄権しても2日目の競技には参加できます。逆に1日目は競技を行ったけれども、2日目は体調不良で参加できなかった場合も失格にはなりません。いずれの場合も、棄権したルートの成績は全選手中の最下位となりますが、総合成績が出ます。

決勝

  • 決勝は、各年齢別グループ単位で、年齢の若いグループからおこないます。
  • 決勝の際にアイソレーションへは最低限、以下のものを持参してください。
    ハーネス、クライミングシューズ、チョーク、マット(シート)、食料・飲料、下足入れ(ポリ袋など)
  • 携帯電話など外部との通信可能な機器の持ち込みは禁止です。受付をする前に、携帯電話などは保護者や引率の方、大会に出場しない知り合いの方に預けておいてください(主催者側でお預かりすることはしません)。
    持ち込んだ携帯電話などが発見された場合、即時に失格になる可能性がありますので、注意して下さい。
  • 受付後、出場者はなるべく早くアイソレーションに入って下さい。一定時刻までに入らない場合、出場資格を失うことがあります。
  • 選手はアイソレーションのクローズ(原則として受け付け時間終了時)の後は、各自の競技終了まで主催者の管理のもとにおかれ、ルートの事前下見(オブザベーション)と、自分の競技時以外はアイソレーションから出ることはできません。したがって、競技までの待機中に必要な食料、飲料等は必ず持参して入ってください。
  • アイソレーションには選手の他に、必要な付き添いが入ることができます。ただし、参加者数が多数ですので、やむを得ない事情のある場合以外はご遠慮ください。
  • 付き添い者は随時アイソレーション・ルームから出ることができますが、アイソレーションクローズ後は、再度入ることはできません。また、オブザベーションや、競技前の最終待機場所へも付き添い者は同行できません。
  • アイソレーション・ルーム内への携帯電話などの通信機器の持ち込みは禁止です。
  • オブザベーションは、競技開始時に選手全員でおこなうルートの下見です。時間は6分間で、残り時間が1分の時点でタイムキーパーからその旨が告げられます。
  • オブザベーションの際は、スタッフの指示にしたがって、アイソレーション・ルームから、競技エリアに移動してください。その時、各カテゴリーで競技順が早い選手は、そのまま競技エリアのウェイティングコーナーに残り競技準備に入りますので。ハーネスを装着のうえ、全ての荷物を持って競技エリアに移動してください。
  • オブザベーションは、定められた範囲の中でおこなってください。またその範囲内に台などがある場合、その上にあがってオブザベーションをしてはいけません。
  • 双眼鏡などの使用、手書きの記録は認められますが、ビデオカメラなどの記録機器の使用は禁止です。
  • オブザベーション中に観客などと会話をすることは認められていません。ルートの内容に関する会話を観客などとおこなった場合、即時に失格となります。無論、選手同志の会話は問題ありません。
  • オブザベーション終了後は、競技順の早い選手(当日、指示があります)は、コールゾーン(最終待機所)に、それ以外の選手はアイソレーションへ、スタッフの指示に従って移動してください。

共通

  • 競技時間は、予選決勝ともに6分間を予定しています。いずれの場合も競技エリアに入った時点から40秒以内に登り始めて下さい。40秒経過時に役員から警告が与えられ、それを過ぎて登り始めない場合、失格となります。
    なお競技時間の計測は、予選では最終待機場所から壁の前に移動する時点から、決勝では、選手が登り始めた時から開始します。
  • 選手は残り時間を随時タイムキーパーに確認することができます。残り時間が1分の時点でのコールはありません。
  • ハーネスは、メーカーが指定した方法で正しく装着してください。
  • ロープをハーネスに結ぶ時は、必ず8の字結びでおこなってください。
  • ルート中のクィックドローは、下から順番に全てにクリップしてください。クリップしなかった場合、そのクィックドローにクリップできるホールドを通り過ぎた時点で競技中止となり、その時点の位置が記録となります。なお、あるクィックドローにクリップせず次のクィックドローに先にクリップした場合、その時点で競技中止になりますので注意してください。
  • 特定のクィックドローについて、指定されたホールド(及びその手前のホールド)を保持した状態でクリップすることが、マーキング(青い十字マーク)で指定される場合があります。その場合、そのクィックドローにクリップすることなく指定されたホールドを通り過ぎてしまうと、その時点で競技中止となります。
  • Zクリップは、速やかにやり直してください。その際、上下いずれかのカラビナからロープを外してもかまいませんが、正しい順序にかけ直して下さい。クリップしていないカラビナがある状態で登り続けることはできません。
  • 壁の左右と上端の縁を使用してはいけません。この場合もその時点で競技中止となり、その時点までの最高到達位置が記録となります。特にカウンターバランスで流した足が出るケースが多いようですので注意して下さい。
  • 競技中にホールドが回転する、あるいはビレイヤーのロープ操作の不手際と言った、選手自身に起因しないことがらで、競技に支障をきたすことがあった場合、テクニカル・インシデントを申し出ることができます。これに対して、ジャッジがテクニカル・インシデントを認めた場合、20分を上限としてインシデント発生までに要したムーブ数×1分までの休憩の後、再度登ることが認められます。
  • クライミング・ウォールのホールドを取り付けるための穴を手で使用することは禁止です。
  • 成績はフォール、もしくは競技停止時点で、手で保持していたホールドの高度(位置)によります。ルートがトラバースしている場合など、見かけ上は高度が低い位置のホールドが、高い数字を与えられる場合がありますので、注意してください。
  • あるホールドを保持後、次のホールドを取るのに有効な重心の移動をともなうムーブをおこなったと見なされる場合(体を引き上げて次のホールドや上の壁にタッチした場合など)、そのホールドの高度の+(プラス)になります。
  • 完登は、最終のクィックドローにクリップして初めて成立します。最終ホールドを保持しても、最終クィックドローにクリップする前にフォールしたり、壁の上端をつかんだりした場合、完登とは見なされません。
  • 完登後は、ビレイヤーの指示に従って、ロワーダウンして下さい。

成績

  • 予選では各ルートの順位をもとに、同着の人数を考慮してポイントを算出します。自分のそれぞれのルートのポイントは次の式で計算できます。

    ポイント = 順位 +(自分を除いた同着の人数 ÷ 2)


  • 次に2つのルートのポイントの相乗平均()で総合ポイントを計算します。総合ポイントが小さい方が上位になります。
  • 決勝で同着が出た場合、予選の成績を考慮して順位を決定します。それでもなお同着があった場合は、時間記録が速いものを上位とします。総合優勝(JOCカップ授与)者の決定に際しても同様です。