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Boulder & Lead
ボルダー&リードのルール

パリ2024オリンピックでのスポーツクライミングは
スピードとボルダー&リード(複合種目)で行われます。
ボルダー&リードは1人の選手が2種目をこなすオリンピックの新たなフォーマットです。

スピードも含めた3種目の合で行われた東京2020オリンピックから、スプリント種目のためボルダー、リードと競技の性質が異なるスピードが単種目となったことで、各選手が得意とする種目でより活躍しやすくなったといえます。

ボルダー&リード競技会

2021年4月のIFSC総会でボルダー&リードのルールに関する方向性が定められました。JMSCAは直後の6月に主催した第4回コンバインドジャパンカップ盛岡で、その方向性をもとに独自に設定したルールを導入しました。

その後、ルールの微修正とともにワールドカップや各大陸選手権でボルダー&リード種目が実施され、2023年8月の世界選手権を皮切りに各地で本ルールによるパリオリンピック選考大会が開かれました。

競技方法

ボルダー、リードともに成績に応じて最大100ポイントが与えられ、その合計ポイントで順位を決めます。準決勝は20名、決勝は8名で行います。

先に行われるボルダーは高さ4~5mの壁に4つの課題があり、1つの課題の中にはゾーンと呼ばれるホールドが2つ、最上部にはトップと呼ばれるホールドが1つあり、1つ目のゾーンに到達すると5ポイント、2つ目で10ポイント、トップに達すると25ポイントが与えられます。ポイントを獲得した課題のみ、アテンプトを失敗するごとに0.1ポイント減点されます。

リードは高さ12m以上の壁に1つの課題があり、ホールドを掴むごとにポイントが与えられます。ただしポイント獲得の対象となるのはトップホールドから数えて40手分です。10手ごとに1手あたりのポイントが1つずつ増えていきます(最大は1手4ポイント)。また、身体の重心または臀部が前進し、なおかつ片手あるいは両手を進行方向に沿った次のハンドホールドに向かって動かして落下すると、0.1ポイントが加算されます。